一番好きな水晶をどうしても選ぶとなったら、
やはり最後はヒマラヤ水晶一択になるような気がします。
個人的にインドにご縁がある、というのも大きな理由の一つですが
ヒマラヤ水晶には美しさというよりも、何か特別な魅力をとても感じます。
全ての起源を感じるというか、
ヒマラヤ水晶には達観し、成熟し、寛大な力を感じるのです
ヒマラヤ水晶はヒマラヤ山系一帯の、チベット、
インド、パキスタンをまたがるヒマラヤ山脈で産出される水晶のことで、
土壌の色が見て取れるマニカラン水晶や、
氷のような透明感や緑色のクローライトを含むマニハール水晶などが有名です
他にも
ナウシカのモデルの地となった桃源郷と呼ばれるラダックや、
カラコルムフンザ、シヴァ神の住む険しい山岳地で知られるカイラス山、
カンチュンジェンガ（現在は採掘禁止となりました）などの地域からのものもあります。
格付けされたりすることもあるみたいですが、
どこも神聖な山々のものです
西洋では総称ヒマラヤ水晶として流通することが多いです。
一年のうちの限られたシーズン、
３０００〜５０００メーターを超える頂上には氷河が残っているような険しい山々から、
人の手によって採掘され
氷河で覆われた山頂付近は太陽が照りつけ、
世界で最も空が近い場所です。
ヒマラヤ山脈はかつては海の底だったのが、
5000万年まえの大陸の衝突により、世界一の山になったという
いわば「大地の隆起したシワ」。
（シエラ山脈、ブラジル山脈などは大陸の滑り込みによってできた）
そのため豊富なミネラルや、鉱物資源がたくさんある土壌のため、
このような個性豊かな水晶が生まれるのでしょう。
マダガスカルやブラジルなどのピンク味を帯びた水晶は水晶のポイントが長細く規則的で、表面を綺麗に覆うようにピンク色が付いていることが多く（タンジェリンクォーツなど）また水晶の年齢自体も若い水晶が多いようで、ヒマラヤ水晶とは特徴がずいぶん違います。多くは砂岩や粘土質の赤土が多いのに対し、ヒマラヤ水晶の水晶ポケットは岩壁の中にあります。
この写真のヒマラヤ水晶は母岩の砂の塊が結晶を覆っていたんですが、ナイフで剥がすと、美しい透明感のあるポイントが出てきました。研磨したかのようなツルツル感で、うっすらついた赤い色は、母岩に含まれていた鉄分。
↓結晶の半分くらいをこの白赤混じった砂が覆っていました。
またヒマラヤの水晶は「歳をとった成熟した水晶」がとても多い気がします。
長い歳月をかけ、ダイヤモンドのような輝きと透明感があるものや、
折れたり、くっついたり、取り込んだりを繰り返しながら、
成長しているようなもの、
エレスチャルのように中が空洞になったり、油や水を含んだものなどなど・・
まるで仙人や聖者のようなエネルギーの水晶をよく見かけます。
チベットやインドは古くから信仰が根付いており、
水晶が集められる渓谷にも女神の名前の「パールバティー渓谷」という名がついていたり、
現地の人たちも、ヒマラヤ山脈や水晶を神聖なものとして考えています。
Amrita Level✧21に来るまえに水晶たちに祈祷の儀式をしてくれるところもあります。
そのような大切にされ、
美しく、他にはない希少な水晶の割に、手に入れやすいお値段で流通してます。
というのもインドなどは身分制や、地域性により、
労働力となる人件費が低いことなども大きな理由の一つ。
そのためできるだけ当店はフェアな取引を心がけています。
こんなに美しく、聖山から人の手によって運ばれる奇跡のようなヒマラヤ水晶、
もっと価値がついてもいいのになと思うことが多いです。
店主のSeraは
小さい頃より時々スピリチャルな滞在のため
インドを巡っているのですが
旅の途中に
何度も理屈を超えたような
出来事を体験したり、
私たちをはるかに超える存在を
とても近くに感じることが多いです。
きっと信仰が厚く、また不平等や困難の多い国だからこそ、
神様や、聖人がたくさん現れるのかもしれませんが
私たちが呼べばきっと答えてくれるんだろうなと
いつもインドに行くたびに思い出させられます。
ヒマラヤ水晶は現代に生きるわたしたちと
普遍的で根源的なエネルギーとを繋いでくれる
魔法の贈り物だと思っています。
Amrita Level✧21では
個性的なヒマラヤ水晶をご紹介していきますので
ぜひ末長くお近くに置いてもらえたら嬉しいです
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今年はパキスタンで国土の
3分の１が水没するという大災害が起きており
Amrita Level✧21の
支援寄付先であるAmrita Serveは
インド国内最大級の病院の設立も８月に発表し
パキスタンへのボランティア派遣なども行っています
人道支援、災害支援などへのご寄付や活動に
ご興味があればこちらもご覧ください
Sera
