今日はクリスタルを楽しむ豆知識?的な内容になります

このところ、「このようなクリスタルはないでしょうか」

とリクエストや質問をお受けすることがあるのですが

先日はお客様よりお探しのグリーンファントム水晶について、

お探しのお写真を見せていただきましたら、

人工水晶と思われるもので、

「こちらはおそらく人工の水晶ということをご存じですか」と伺うと、

「チベット産水晶として売られているものを見て、天然のものと思っていました」

とおっしゃっていました。

それで当店にも入荷がないか問い合わせたとのことでした。

当店では今の所は
人工水晶として流通しているものは
扱ってはいません


また人工物や人の手が加えられた装飾物として
販売する場合は、そのように明記しております。
(加熱や表面に金属蒸留を施すなど)

人工水晶の特徴としては

・結晶の配列が規則的に中央から放射状にバランス良く、円形に広がっていて形が「均一でキレイ」なものに多い。
・針状の小さな水晶と、規則正しい太さの太い結晶が綺麗に並んでいること
・その特徴的なはっきりした色のつき方などから見分けられます。

中国産、チベット産などとして販売されることが多いようです。

「水晶」「グリーンファントム」「シトリン」
「青い水晶」などで人工のこれらの水晶たちは
ユニークな見た目でこれもまた綺麗ですが
天然の水晶とはその出来方や性質がやはり異なります。

人工的に作られた水晶の例:

↑人工水晶はかなり形に特徴があります。

↓当店で販売している天然のインド産グリーンファントム。不均等でいびつさがあります

人工水晶は英語ではLab made(実験室生まれ)と言われる水晶で、人工的に作られた水晶です。
多くは中国の工場で作られます。

透明のもの、緑色のもの、青のもの、黄色のものは多く出回っており、
人工的に作られたとして明記して販売している場合もあれば、

人工的に作成されたということを伏せて
「シトリン」、「水晶」、「グリーンファントム」として
天然のものと同等かそれ以上の価格で売られている場合があるようです。

天然の水晶というのは
地球の内側の活動と深く結びついてできるものです。

大陸プレートとマントルなどの「地球のコア」の活動により、
溶岩などが生成される際に、その副産物として生まれます。

地殻変動や長い長い年月によって、
水晶の成分が地中のポケットに溜まり、
結晶化していったものなどです。

一方で人工水晶というのは機械の中で、1−2ヶ月で培養するように作られます。

そんなことができるの!?と思われるかもしれませんが
水晶を作る技術というのは工業目的で多くの部品などに使われるため、比較的古くからあるそうで

成分を分析しても、
水晶であることに違いはないため天然のものと変わりませんが、

長い時間、大自然の中で育まれた水晶と、

短期間で人工的に作られた水晶はその構成が全く異なり
天然の物と比べ、脆いと言われています。

また人工のものは不純物がなく、他の鉱物などは含まれませんので、
その唯一無二の味わいを感じられないものが多いです。

物には魂がやどると言われており、
たとえガラスやプラスチックであろうとも、
持つ人が本当に大切に神聖なものとして扱うならば、
きっと持ち主に何よりも勝るパワーを与えてくれると思います

また人工のものだからといって、
品質が悪いとか、すごく安価というわけでもありません。
ですが、やはりその実態は大きく異なるということは事実です。

天然としておくと売れやすい、ということなんだと思うのですが、
元の結晶からが全部人工的に作られたものになると、
それはもうちょっと「天然」とは呼べないのでは・・?とも思います。

加工に関しても人工と呼べば、
装飾品の天然石などは多くが当てはまるので
その線引きは難しいですが、


今度当店にも入る予定のアンダラクリスタル(こちらは水晶鉱物ではなく溶錬ガラスです)
についてもこれも半人工というか、その経緯がとっても面白くて
おそらくは完全な天然物ではないのですが普通のガラスではなくて、融点がとっても高く、
特殊なとっても粘度と高度のある古代のガラス。
とても美しく魅力的です。

これについてはまたの機会に書きたいと思います^^

では〜

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